勘違いしてない?類似食材
いつの間にか青のりが苦くなっていた?
久しぶりにお好み焼きを食べた。青のりが苦い。水分とられる。
よく見たら青のりじゃない。あおさのりだ。似ているが形も香りも味も全く違う。
青のりは糸状の海藻で味も香りも甘い。
それに対し、あおさのりは葉っぱ状の海藻で香りも味も苦みがある。
市販されている安いのはあおさのりです。「青粉」としても売ってます。
たまにコーンスープの上にパセリのふりしてかけられている粉。あれです。
原材料にヒトエグサ科の「シワヒトエグサ」か、アオサ科の「ウスバアオノリ」「スジアオノリ」「ボウアオノリ」「ヒラアオノリ」が書いているのが青のりです。「アナアオサ」「オオアオサ」と書いてあるのがあおさです。
しかし実際は未記載も多いので、形状が糸状かを見て下さい。
あおさは味噌汁にはいいのですが、粉にすると青のりの味を知っているとどうも苦いだけだと思ってしまう。
甘くてクドい味の焼きそばにはあおさも悪くはないですけどね。
青のりとあおさを知らない人。結構いませんか?
浅草海苔は食べたことがない人が大半?
海苔といえば、アサクサノリとスサビノリ。昔の海苔と今の海苔って全く違うんですね。徳川家康が江戸を任され、浅草寺門前で獲れたアサクサノリを和紙の技法で板海苔としたものを『浅草海苔』といいます。アサクサノリは在来種で日本全国、朝鮮半島に分布してます。
しかし海の汚れにより絶滅危惧種となったアサクサノリ。
海の汚れに強く、繁殖するスサビノリが養殖されるようになり、本物のアサクサ海苔は食べたことがない人も多いのではないでしょうか?
アサクサ海苔は高級ですが、柔らかく旨味・甘味が濃いそうです。
日本の流通の1%のアサクサ海苔。食べてみたいですね。
安心してください!ハマグリは蛤です!
江戸前といえばハマグリですが、ハマグリと汀線蛤(チョウセンハマグリ)。
チョウセンハマグリは朝鮮のハマグリだと思ってませんか?違いますよ?
日本の在来種です。外来種ではないのです。
茨城の大洗や鹿島に行ったら是非「汀線蛤」を食べて下さいね!
山芋と長芋とかウミウシとアメフラシとかカカオとココアとか、違いが不明なの多いですけど、結構思い込みや無関心なものですね。