日本人っていつから？ どこからきたの？

日本の始まりは、北九州？ 福岡？ 奈良？

およそ１万年前に日本列島がユーラシア大陸から分離され、大陸から伝わる稲作を続けてきた縄文・弥生時代。
住人は大陸から移動してきた弥生人と元来住んでいた縄文人になります。
およそ紀元前1000年前に現在の水田稲作が伝わり急激に人が増えたと想像できます。
紀元前660年には日向国（不明）の初代の神武天皇が即位したといわれています。
紀元前300年前には集落（ムラ）や小国（クニ）が生まれ、大陸から銅・青銅・鉄などの金属が伝わり農業が大きく発展することで米や人を管理する者が必要となったのだと考えられます。

紀元前1世紀に、当時の中国大陸の王朝「漢」から日本を「倭（わ）」と呼ばれ、当時、倭には100以上の小国があったと漢書に記されているそうです。
西暦57年、倭の小国「奴国（なこく）」の王が漢を訪れ洪武帝より印を受けた。
テストに出ました漢委奴国王印ですね。

奴国は福岡市付近に存在したと推測されてます。
その半世紀後、倭国王が漢を訪問し、奴隷160人を献上しています。
146年から倭の小国どおしの内乱が頻発し、内乱を治める為、女性を王とし、邪馬台国に都をおいたときの女王こそ卑弥呼です。

中国大陸の当時の３国、魏（ぎ）・呉（ご）・蜀（しょく）の時代の魏志倭人伝に書かれており、30ほどの小国連合だった邪馬台国の女王卑弥呼は魏（ぎ）を訪れ、親魏倭王(しんぎわおう)の称号と金印を授かったそうです。

248年には邪馬台国と狗奴国(くなこく)が戦争となります。
卑弥呼の死後、台与(とよ) or 壱与(いよ)が女王となります。

自分の先祖はどこから来たのか？

いろんな学説があるようですが、これまでの900年間をまとめますと、邪馬台国は北九州を中心に九州全土から西日本へ勢力のあった女系王権で、一方神武天皇が即位した狗奴国(くなこく)は現在の奈良県を中心に日本大陸に勢力があったと思います。（いろいろな説がある）

邪馬台国は常に中国大陸の当時の国に仕えていた一方で狗奴国は朝鮮半島の国々との交流があったようです。

３世紀後半にはヤマト王権となり、百済から儒教や仏教が伝わります。
日本の発展は中国からの九州と朝鮮からの奈良の２大勢力だったのだろうか？
日本の歴史の中で古墳を作り出す前の歴史を結構知らなかったりする人は多いのではないでしょうか？

九州に多い濃いめの顔をした先住民縄文人、あっさり顔の中国大陸から来た弥生人、蒙古斑のある朝鮮半島から来たモンゴル人、北の先住民アイヌ人の系統からなる人々が日本人です。

日本の歴史や人類の歴史を想像すると、とても神秘的な気持ちになりますね。
人類が長きにわたり地球を移動しながら生み出してきた固有の文化。
日本人を表すと、「真面目で謙虚でエロい」だそうです。
「エロい」はどちらというと「変態」の方でしょう。
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